ルイス ハイド
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3月6日の日経新聞朝刊の読書欄に掲載された今福龍太氏の書評を読んでとても興味を持ちました。
私が気になるトリックスターの一人に「猿田彦」がいるのですが、今回それはさて置き、先ずはトリックスターの説明から。
tricster、手品師、ぺてん師、詐欺師などと訳されるが、神話や民間伝承のなかで、トリック(詐術)を駆使するいたずら者として活躍する人物や動物。ときには愚かな失敗をし、みずからを破滅に追いやることもあるが、詐術的知恵や身体的敏捷性をもって神や王など秩序の体現者を愚弄し、世界(社会)秩序を混乱、破壊させる。一方、一般の人間界に知恵や道具をもたらす文化英雄としての役割も果たし、両義的な性格をもつ。
著者の経歴も変わっていて、1945年、ボストンに生まれ、1989年からケニヨン大学教授の任にあるが、電気技師、大工、アルコール依存症患者カウンセラーとして生計をたてながら執筆活動を続けていたこともあるとのこと。
とても興味深い本ですが私が読み切れないことも多く、内容の説明はまたこの次に・・・。